赤白パネルマッチ

1960年代後半、私こと婆ダムA子が、まだカゴッマに住んでおりました頃
テレビチャンネルは、NHK総合と教育、民放放送は1つだけでした。

民放では、各民放テレビ局の番組がごちゃ混ぜで放送されていて
そんな中、 フジテレビ系列の江崎グリコ提供「赤白パネルマッチ」という
視聴者参加型のゲーム番組がカゴッマでも放映されていて、大人気でした。

今回は私がその番組に出演した時の話しでございます。

時代は高度成長期の日本。
車 (Car)、カラーテレビ (Color television)、クーラー (Cooler)は、その頭文字をとって3Cと呼ばれ
誰もが憧れていた商品です。
 当時の我が家には、もちろん3Cのどれもありません。
しかし「赤白パネルマッチ」に出場しますと、この3Cが手に入るかもしれないのです。

 私は祈るような気持ちで出場希望はがきを応募して、みごと親子で出場することとなりました。

 当時、カゴッマから素人がテレビに出演するなど、滅多にないこと。

「A子サン、娘サン、キバイヤンセヨッ!
 フタイ ジャッタラ 3Cモロットハ マッゲハナカッ!」
  訳:A子さん、娘さん、がんばりなさいよー! ふたりだったら3Cを獲得するのは間違いない!

そんな有り難い大声援を友人知人や一族郎党から頂き、フジテレビのある東京へと乗り込みました。

さてこの番組、白組(父息子ペア)と赤組(母娘ペア)が
30枚の大きなパネルを神経衰弱形式で開いて、競い合うのですが
パネルにはいろいろな賞品の写真があり、同じペアがマッチしたら、その賞品がもらえるというもの。
 ※ 賞品はカラーテレビ、クーラー、当時新発売だったグリコポッキー、文鳥、餅網など、種々様々でした。

そしてパネルが全部開きますと絵文字クイズになっていて
その文章を見事に当てますと車がもらえるのです。 
 ※ この辺りは、現在放映中の「パネルクイズアタック25」に少し似ております。

 さあ、いよいよ本番です!

テレビを見ている時は、簡単にペアをマッチできていたのですが
いざ本番となると緊張のせいか、うまくいきません。
なんとかカラーテレビはマッチすることができましたが、あとの賞品は餅網ぐらいで
白組に比べると、賞品の数は雲泥の差。
そんな中、白組が「いただき」パネルを引いたのです。
このパネルを引くと、相手が持っている賞品の中から好きなひとつをもらうことができるのです。

白組は当然、カラーテレビを「いただき」するだろうと娘とうな垂れておりましたら…

「赤組がかわいそうだから、餅網で…」

なんと白組の温情で、カラーテレビを死守することができました。

「白組サン、マッコテ アリガトモウシアゲモス!」  訳:白組さん、本当にありがとうございます!

 そして番組は終盤、車が賞品としてもらえる絵文字クイズの時間です。

娘がすかさず、絵文字を読み解いて答えます。

「忘年会 酔っ払い運転お断り」

やったぁ! さすが我が娘、正解ッーーー! 
しかし…無情にも判定は不正解…。

そして回答権が白組に移ります。

「忘年会、大虎運転お断り」

「大正解! 白組さんには、賞品の車が贈呈されます!!」

会場に司会者の声がむなしく響きました。

この絵文字クイズですが…
大虎運転の「大虎」の部分について
絵文字では、文字通り「大きな虎」が 描かれていたのですが
娘は「大きな虎…大虎…ということは、酔っ払いのことだな」と先読みして答えたのでした。

でも後で考えますと
白組さんのおかげで3Cのひとつのカラーテレビを持ち帰ることができて
これで車まで当てておりましたら、きっとバチが当たっていたことでしょう。

その後、この番組で頂いたカラーテレビには15年間、お世話になりました。
そして我が家に残りの2Cがやって来ましたのは、番組出場から10年近くあとのことでございます。

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こちらが懐かしい出演時の写真です。




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