今生の別れ

私こと婆ダムA子は、最近まで要介護認定を受けておりました。

4年前に主人が他界したのでございますが
寝たきりになった主人のそれまでの自宅介護が堪えたようです。
一時期は歩くこともままならなかったのですが
今は認定も解けて、近くのスーパーまでひとりで歩いて行けるほど快復いたしました。

「ヒッタマゲモシタ! A子サン、元気ィナイヤシタナァ。
ナイゴテソゲン元気ィ、ナイヤシタトナ?」
 (訳:まぁ驚いた!A子さん、元気になりましたね。どうしてそんなに元気になられたの?)

「ソヤァ主人ガ、ケシンダカラゴアンソ」
 (訳:それは主人が亡くなりましたから)

なんてことは、断・じ・て ございません。
いや…本音を言いますと、身体面ではそれも少しはあったかもしれませんが
精神面では60年近くを一緒に過ごした主人の死は、本当に辛く悲しいものでした。

でも泣いてばかりでは、天国の主人も辛かろうと
心身ともに元気になるため、いろんな努力をいたしました。
このあたりは、また追々綴ろうと思いますが
さて今回綴るのは、主人との今生の別れの時のことでございます。

お互いにしっかりと手を握り合って
A子「ほんとに、あなたと一緒になってよかった」
主人「ああ。ワシも。A子と一緒で幸せやった…」
ドラマのようなセリフですが、本当にこんな会話をしていたのでございます。
※ 主人は関西人なので、ここは鹿児島弁ではありません。ちなみにワシは関西弁で、俺のこと。

そしてドラマでは、このまま主人の息が途絶え、
妻が「あなた…?あなたーーッ!」と泣き崩れて…『終わり』
…となるのでしょうけれど、現実はかなり様子が違ってきまして、まだまだ続きます。

主人「ありがとう…」
A子「いいえ、こちらこそ…」
主人「いや、ワシの方こそ…」  『つづく

そして翌日…。
主人「ほんとに幸せな人生やった…」
A子「アタシも」
主人「今度、生まれ変わっても一緒になろう」
A子「…」           『つづく

そしてその翌々日…というように
こんなやり取りを主人が亡くなるまでの2ヶ月間、ほぼ毎日続けておりました。
そして、とうとうその時がやってきます。

しかし…
主人の意識はすでになくなっていて
私はというと、日々の介護疲れでついウトウト…。

気がついた時には、『終わって』おりました。 現実はこんなものなのですね…。

でも何度も今生の別れをしたので、悔いはございません。
 ※ 今生の別れは、何度もするものではありませんが…💦

ただひとつだけ後悔…というか、主人に謝らなくてはいけないことがございます。
それは「今度生まれ変わっても一緒になろう」の主人の言葉に頷けなかったこと。

ジャッドン生マレ変ワッテモ、マタ同ジ「連レ合イ」トジャ
次ノ人生、チット味気ナカヨネェー。
  訳:だって生まれ変わっても、また同じ連れ合いとでは、次の人生ちょっと味気ないわよね−。

と言うわけで…

 天国ノオマンサー、ユルシタモンセェー❗
  訳:天国のあなた、許してねー!

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火の不始末が心配なので
主人の仏壇には、電子ロウソクを使っております。🙏




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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

楽しみに読んでいます。本当に現実はままならないものですね。
鹿児島弁に訳がついて読みやすくなりました。ありがとうございます。

婆ダムA子 さんのコメント...

匿名様

数あるブログの中からご覧頂いて、光栄至極です!
過去のブログもわかりにくい鹿児島弁は、訳を入れてみました。
貴重なコメントを、アイガトサゲモシタm(__)m
(訳:ありがとうございました😆)